ニキビ跡の改善にはレーザー治療が有効ですが、
実はいくつかの種類があります。
赤みが残ったニキビの治療にはVスターや
ピュアアクネスと呼ばれる治療を行います。
Vスターは赤みの原因である酸化ヘモグロビンに
吸収される光を照射して赤みの改善を行います。
ピュアアクネスはアクネ菌を
死滅させる治療法で、同時に
赤みを軽減させる光や炎症を抑える
光も照射していきます。
クレーター状になってしまった
ニキビ跡にはフラクセルレーザーが
効果的です。
これは肌を元の状態に戻すのではなく、
肌を新しい状態にするためのもので、
光を照射することによって皮膚に穴を開け、
皮膚を入れ替えていきます。
また、光の拡散を利用して肌のざらつきや角質を
取り除いていくヤグレーザーピーリングというものもあります。
この治療法には線維芽細胞を活性化させることで、
コラーゲンの増殖を促す効果もあります。
このように自分のニキビ跡の状態によって治療の種類も
変わってくるのです。
美肌と密接な関係!線維芽細胞の働き
多くの女性は美容への関心を持っており、歳を重ねても
いつでも綺麗な肌でいたいと願っている人は少なくありません。
肌は日々紫外線や様々な外因のストレスに晒されており、
加齢とともに失っていく肌の瑞々しさをいかにキープするか
が重要です。
美しい肌を保つ為にはハリやつや、肌の弾力は欠かせませんが、
美肌には線維芽細胞が大きく関わっているのです。
この細胞は真皮線維芽細胞とも言われており、その名前の
通りに肌の真皮にも存在しています。
線維芽細胞は肺や心臓などをはじめさまざまな部分に存在して
いますが、結合組織の最も基本になる細胞でもあります。
線維芽細胞は美肌には欠かせないコラーゲンやエラスチン、
ヒアルロン酸を作りだす源とも言える細胞であり、線維芽細胞が
活発な環境下ではコラーゲンやヒアルロン酸などの代謝が
スムーズに行われて瑞々しい肌を保ってくれるのです。
肌は加齢や紫外線からのダメージ、ストレスなどによって
線維芽細胞が衰えてくると新陳代謝が弱くなってしまい、
弾力やハリ、瑞々しさを失っていきます。
それらが元で真皮組織は緩んだ状態になってしまい、
シワやたるみを引き起こしてしまうのです。
美肌を保つ為には真皮で活発に線維芽細胞が働ける状態が
必要になるのです。