ピルをニキビ治療として服用するって?

ニキビ改善にピルを服用

大人になってからニキビができるようになったという女性は多いのではないでしょうか。

20代・30代に多い、いわゆる「大人ニキビ」ですが引き起こされる原因の1つに、
女性ホルモンバランスの崩れが挙げられます。この世代の女性は仕事や育児などで、
ストレスを感じやすいと言われています。

ホルモンバランスはちょっとしたストレスでも、崩れてしまいがちです。

女性ホルモンバランスが崩れると、皮脂分泌が増加したり肌環境が悪化し、ニキビが
できやすくなるのです。ホルモンが引き金となっているので、スキンケアで改善する事が難しいのが大人ニキビの特徴です。

大人ニキビに悩んでいるのであれば、ニキビ治療を受けましょう。

ホルモンが原因のニキビ治療では、ピルを処方するケースも少なくありません。ピルは避妊薬というイメージが強いですが、
ニキビ治療として服用する事によって女性ホルモンバランスを、一定に保つ働きがあります。服用を続ける事によって、
女性ホルモンバランスが整い、大人ニキビの治りも早まるでしょう。

人気を集めるレーザーでのニキビ跡治療

スキンケアを一生懸命頑張ってもなかなかニキビ跡が改善しないという方も、多いでしょう。

ニキビ跡には赤みが残るタイプ・色素沈着タイプ・クレータータイプの主に3つの症状があります。これらはニキビが炎症を
起こしその炎症が皮膚の中にまでダメージを与えてできているので、いくら皮膚表面をスキンケアしてもなかなか改善の効果は現れません。

スキンケアで改善

スキンケアで改善の難しいニキビ跡ですが美容皮膚科など美容系のクリニックでは治療する事が可能です。

クリニックで行われているニキビ跡治療の中でも特に人気なのがレーザーによる治療です。レーザーには色々な種類があり、それぞれ効果が違います。自分の症状に合ったレーザーで治療を行う事で効果的に、症状を改善する事ができるのです。

レーザー治療は皮膚を切ったりしませんし1ヶ月から2ヶ月に1回程度、通えば良いので忙しい方でも、受けやすい治療法と言えるでしょう。また近年ではHP上で治療風景の動画を配信しているクリニックも多くみられます。不安な方は一度、動画を見て、どんな治療をするのか確認しておくといいでしょう。

治療方法もレーザー以外にも、薬で治せる場合もあります。

ニキビのレーザー治療とその痛み

赤みタイプ、色素沈着タイプ、クレータータイプとニキビ跡には、色々な種類があります。

これらのニキビ跡は皮膚の中に問題があるので、スキンケアで改善する事は難しいようです。
早く症状を改善するには、美容皮膚科などの医療機関でうけられる、医療機関でのニキビ跡治療をお勧めします。

医療機関で受けられるニキビ治療の中でも、レーザー治療は最もポピュラーな治療法です。
レーザーを肌に照射し赤みを軽減したり、色素沈着の原因となっている、メラニン色素の排出を高めます。

また皮膚の表面を整える効果もあるので、クレーターの改善にも有効です。
レーザーはニキビ治療に大きな効果を発揮しますが、痛みを心配する方も多いでしょう。

ニキビ治療と痛み

痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的にレーザーを照射した時に、
一瞬輪ゴムで弾かれた程度の痛さがあるようです。

また、痛さが苦手という方は、麻酔を施してから施術を行うクリニックもあるので、
医師に相談してみましょう。

治り具合や進行速度にも個人差がありますので、まずは自分に合った方法や内容を
知っていくことが大切です。レーザー治療に抵抗があるという方には
内服薬での治療法も可能かも知れませんので、心配なことははっきりと
医師に伝えておきましょう。

皮膚科でのにきび治療で処方される飲み薬について

にきびで皮膚科を受診すると、にきび治療のための飲み薬(内服薬)が処方されます。
にきび治療で処方される飲み薬には、主に、「抗炎症剤」、「ビタミン剤」、「抗生物質」の3種類があります。

抗炎症剤はにきびの炎症を内側から鎮めるもので、ビタミン剤は肌の新陳代謝を活発にして
にきびを治りやすくするものです。一方、にきびは主にアクネ菌などの常在菌が毛穴の内部で繁殖し、
毛穴に炎症を引き起こすことによってできます。

抗生物質は人体に有害な細菌を殺菌し、その活動を抑制する薬ですが、
にきび治療で用いられるのは、アクネ菌などに作用するタイプのものです。

このため、皮膚科で処方される抗生物質を飲むことでアクネ菌の数を減らし、
にきびを予防・改善することができるわけです。

 

ニキビの予防と改善

ただし、抗生物質を頻繁に使用していると、まれに耐性菌という抗生物質の効かない菌が誕生し、
それ以降同じ内服薬を使用できなくなるので注意が必要です。

耐性菌の発生を防ぐには、スキンケアを徹底して毛穴の皮脂や雑菌を丁寧に落とすとともに
規則正しい生活を心がけ、あまり抗生物質に頼らないようにすることが大切です。

抗生物質は最後の砦。
そのくらいの感じで考えておく方が良いでしょう。
生活習慣の改善が一番根本的な改善に繋がるのです。
ですから、薬に頼るだけでなく、生活習慣を改善し、自分の治癒力を高めること。
それも意識しておきたいものです。

自分に合った治療法を見極めることが大事

様々な治療法の中でもレーザー治療は改善が早いとされていますが、それでも数ヶ月の
期間が平均的にはかかります。

いつまでにどのぐらい改善していたいのかがはっきりしているのであれば、
それに合わせた治療をしていく必要がありますので、いずれにしても早めに医師に
相談しに行くことが得策だと言えるでしょう。

ニキビ跡の改善に有効なレーザー治療の種類

ニキビ跡の改善にはレーザー治療が有効ですが、
実はいくつかの種類があります。

赤みが残ったニキビの治療にはVスターや
ピュアアクネスと呼ばれる治療を行います。

Vスターは赤みの原因である酸化ヘモグロビンに
吸収される光を照射して赤みの改善を行います。

効果的ピュアアクネスはアクネ菌を
死滅させる治療法で、同時に
赤みを軽減させる光や炎症を抑える
光も照射していきます。

クレーター状になってしまった
ニキビ跡にはフラクセルレーザーが
効果的です。

これは肌を元の状態に戻すのではなく、
肌を新しい状態にするためのもので、
光を照射することによって皮膚に穴を開け、
皮膚を入れ替えていきます。

治療の種類

また、光の拡散を利用して肌のざらつきや角質を
取り除いていくヤグレーザーピーリングというものもあります。

この治療法には線維芽細胞を活性化させることで、
コラーゲンの増殖を促す効果もあります。

このように自分のニキビ跡の状態によって治療の種類も
変わってくるのです。

美肌と密接な関係!線維芽細胞の働き

多くの女性は美容への関心を持っており、歳を重ねても
いつでも綺麗な肌でいたいと願っている人は少なくありません。

肌は日々紫外線や様々な外因のストレスに晒されており、
加齢とともに失っていく肌の瑞々しさをいかにキープするか
が重要です。

美しい肌を保つ為にはハリやつや、肌の弾力は欠かせませんが、
美肌には線維芽細胞が大きく関わっているのです。

この細胞は真皮線維芽細胞とも言われており、その名前の
通りに肌の真皮にも存在しています。

線維芽細胞は肺や心臓などをはじめさまざまな部分に存在して
いますが、結合組織の最も基本になる細胞でもあります。

線維芽細胞は美肌には欠かせないコラーゲンやエラスチン、
ヒアルロン酸を作りだす源とも言える細胞であり、線維芽細胞が
活発な環境下ではコラーゲンやヒアルロン酸などの代謝が
スムーズに行われて瑞々しい肌を保ってくれるのです。

肌は加齢や紫外線からのダメージ、ストレスなどによって
線維芽細胞が衰えてくると新陳代謝が弱くなってしまい、
弾力やハリ、瑞々しさを失っていきます。

それらが元で真皮組織は緩んだ状態になってしまい、
シワやたるみを引き起こしてしまうのです。

美肌を保つ為には真皮で活発に線維芽細胞が働ける状態が
必要になるのです。