美容皮膚科でニキビ・しみ治療をするのにベストな時期はいつでしょうか。
しみ治療にベストな時期があるなんて。そう思われる方も多いでしょう。でも 意外と関係あるんです。まず、ニキビ・しみ治療は皮膚が少し薄くなるので、できれば紫外線を受けにくい時期のほうがおすすめです。
夏真っ盛りや、そのちょっと前あたりにはじめてしまうとお肌にもダメージを与えやすくなってしまうこともあります。また、皮膚がうすくなっていることで、新たなシミを作ってしまう可能性があるからです。
しみ治療に関わらず傷跡に紫外線は禁物です。擦り傷や切り傷なども紫外線に当たることで跡になってしまいやすくなります。これがシミ治療にも言えることなのです。ですから、比較的紫外線の少ない時期がおすすめです。
しかし、紫外線対策を万全にして、日焼け止めなどもきちんと塗るのであれば、夏場でもできます。レチノイン酸、ハイドロキノンを使ったものと、レーザーがあります。
効果大だがリスクも!レチノイン酸の肌への影響
レチノイン酸は、もともと人間の肌にも存在しているレチノール、これはビタミンAのことなのですが、それが酵素の影響を受け酸化し活性型になったもののことです。レチノールは肌に対して様々な効果が期待できるとされています。
たとえば、肌の弾力を構成しているコラーゲンの生成を助ける効果やタ ーンオーバーを促進し、しわや肌荒れを改善する効果、皮脂の過剰分泌を抑える効果や保湿機能を高める効果などがその一例です。
そしてレチノイン酸になると、ビタミンAのおよそ50倍~100倍ものこうしたことに対する作用があるとも言われていますから、美肌ケアには是非とも利用したい成分とも考えられます。しかし現状、日本ではレチノイン酸は医薬品には利用されていますが、化粧品やスキンケア商品には利用されていません。それはひとえに、日本人の肌にはレチノイン酸は刺激が強過ぎるためです。
特に光にあたると分解されてしまうと言う不安定な性質上、日中、紫外線にあたることによる皮膚荒れ、刺激性皮膚炎などのリスクが指摘されています。ですからもし、レチノイン酸入りのスキンケアなどを利用したいとなった場合はクリニックなどにかかる必要があります。
紫外線対策は万全に!
最近では1年中ニキビやシミの施術をするクリニックはたくさんありますが肌のためを思うと、やはり時期は9月半ばくらいからのケアがいいのではないかと思います。1番良くないのは5月ですよ!紫外線が1番多い時期なのです。とくに色の白い人は肌にダメージをうけやすく、かえってシミやそばかすが増えてしまうそなので、しっかりと対策を考えてケアをしていきましょうね。